ひとりごと

my012.exblog.jp

ゆちょんの全てが好き!

the found treasure 14

ピンポーン♪

インターフォンがなった
城瀬さんが忘れ物でもしたのかと慌ててカメラを覗くと………




そこに映っていたのはレイコさん



「はだか姫~!居るでしょうぉ??あ~け~て!」
カメラに向かって満面な笑みで手を振っている
「あ……あの……」
「いいから、いいから!」
断る理由も見つからず、仕方なく玄関を開けに行く




「はだか姫~!」
「!!  ム…ム……」

玄関を開けた瞬間、思いっきり抱きしめられた



「あん ゴメン、ゴメン!いつもメンズにしているみたいにしちゃった(笑) 苦しかった??」
解放されてゼイゼイしている私に満面の笑みを向けてくる


「もう~ はだか姫ったら可愛いからさ。ついね……」


そう言いながら靴を脱ぎ、どんどん中に入っていく
その背中を追ってリビングに入ると、レイコさんはクルッと私の方に向き直り、私の頬を両手包むとまじまじと私の顔を見てきた


「あ… あの……」
直視に耐えられず目を反らそうとすると
「ダァ~メ~」
手を動かして私の顔をレイコさんに向けされる

仕方なく目をあわせると
「そろそろ、ユチョンくんに会いたくなってきたんじゃない?」



ドキッ
思っていたことを見透かされた?


「うふ 図星!」
嬉しそうに笑うと顔から手を離し、ソファーに腰掛けた 

「良かった…… あの子の優しさ、ちゃんと伝わったのね」

「…………」

「で、ちゃんとあの子に言ってあげた?『会いたい』って」


ブルブルと頭を振った


「なんで~??あの子、喜ぶわよぉ」

「……」

「言わなきゃ伝わらないじゃない 誰も幸せにならないわ」
「幸せなんて…… 私にはそんな資格……」
「はぁ~!!なに言っちゃってんの!」

レイコさんはソファーからスクッと立ち上がった


「ちょっと、資格ってなに?幸せになるのに資格なんているわけないでしょ!」
ものすごい形相で近づいてくる


こ…怖い……


レイコさんの迫力に押されどんどん後ずさりするが、とうとう壁に背中が当たってしまった



ドン!

レイコさんの両手は私を挟み、壁を叩く



私はギュッと目をつぶり、耳を手でふさいだ
叩かれる……… 
子供の時も「あの人」にこうやって追い込まれて叩かれたっけ。そして、その後………
嫌な記憶が蘇り、涙が出そうになったとき




フワッ………温かく包まれた
「!!」
突然の温もりに戸惑っている私の耳元に鼻をすする音が入ってきた


え?泣いてる?
なんで?
もう頭の中はパニクっていた


「あ……あの、レイコさん……?」


顔を上げようとしたら、ますます強く抱きしめられた


「うぅぅ… う、う……」



しばらくの間、レイコさんは私を抱きしめながら泣いていた。
ちょっと辛い姿勢だったけど、なんか温かく気持ち良かった……




泣き声が落ち着いた頃、グチャグチャな顔を私に向けてきた


「アハハ、ゴメンね。バカみたいに泣いちゃった。顔、ものすごい?」

コクン

「フフ、だよね~。ゴメンね、びっくりさせちゃった。」
と言いながら、真っ直ぐな視線を私に送ってきた

「はだか… ううん、ノアちゃん。
あなたの過去に何かあったのかは知らないし、知ろうとも思わないわ。
ただ私は、現在この目の前にいるあなたに笑って欲しいし、幸せになってほしいと思ってるだけ。そしてユチョンくんにも。
もう手が差し伸べられてるのよ。目を反らさずに掴まなきゃ」
「だから……私は……」
「資格?そんなものはクソくらえ!だわ(笑) だって、私にとっては関係ないことだもの」


いつもの笑顔になると私の前髪を優しく撫でながら


「ね、素直に答えて… 今、ユチョンくんに会いたい?」


レイコさんの笑顔はお化粧も寄れてグチャグチャなのにとて穏やかな魅力的で、その笑顔に嘘はつけない、つきたくないと思った


コクン



「にゃはぁ~!!やったん!!」
もう一度、思いっきり抱きしめられた
「ぐ……ぐるじいです、レイコさん……」





「さ、さ、電話しよう!!」
レイコさんは鼻をかみながら、嬉しそうに言ってくる
「え…!いや… あのちょっとまだ心の準備が……」
「なに言ってんのよ!善は急げ!よ ほら……」



レイコさんが携帯を取り出したとき



♪♪♪~



家の電話が鳴りだした








.
[PR]
by my-my012 | 2014-09-17 11:28 | the found

ゆちょんの全てが好き!


by my-my012